仮想通貨のレンディングで得た収益にかかる税金

レンディングサービスとは

保有しているビットコインなどの仮想通貨をコインチェックやビットバンク、GMOコインなどの取引所で貸し出すことにより利息を得るレンディングサービスがあります。国内取引所のレンディングサービス（貸し仮想通貨サービス、貸し暗号資産サービス）の利率は概ね3％〜5%程度となっています。市中の銀行に預ける利率よりもパフォーマンスは高そうです。

レンディングサービスで得た利息は確定申告時に雑所得として申告する必要があります。

暗号資産に関する税務上の取扱い及び計算書について（令和3年6月）

 レンディングの収益は雑所得で総合課税で累進課税

雑所得は総合課税となるので、給与所得などを合計した金額によって税率が決まります。所得税率の一例として、所得金額が195万円超330万円未満で10％(控除額9万7,500円)、330万円超695万円未満で20％(控除額42万7,500円)、695万円超900万円未満で23％(控除額63万6,000円)となっています。

No.1500 雑所得

No.2260 所得税の税率

 計算例

例えば、所得が330万の場合、

330万×20%－427,500＝232,500が税額になります。

なお、会社員で給与や退職金とは別に仮想通貨を含めた他の所得が20万円以下の場合には確定申告不要となっています。