ちょっとお得に暮らしたいブログ

お得な情報をまとめたブログ兼雑記帳です。

MENU

株の売買で税金で損しないために税金の計算を学ぶ

f:id:mindamin9:20210807234355p:plain

同じ銘柄を株価が安くなったときに購入することがあると思います。その時に税金で損しないための知識として税金の計算方法を解説します。今回は譲渡価額と取得額から譲渡益を計算していく過程を書いていきます。

 株を購入した時と売却した時の計算例

はじめに100株1,000円で購入し、次に200株3,000円で購入した場合、平均取得単価は合計額から株式数で除すことで求められます。

(1,000×100株+6,000×200株)÷(100株+200株)=2,333...

2,334円が平均取得単価となります。小数点以下は切り上げとなります。ここで、100株3,000円で譲渡(売却)すると、

譲渡価額:3,000×100株=300,000円

取得費:2,334×100株=233,400円

損益:(3,000-2,334)×100株=66,600円

300,000円が譲渡価額、233,400円が取得費となります。残高は200株2,334円保有している状態です。その後、300株4,000円で購入する場合、

(2,334×200株+4,000×300株)÷(200株+300株)=3,333.6

3,334円が平均取得単価となります。 ここで、100株3,500円で譲渡(売却)すると、

譲渡価額:3,500×100株=350,000円

取得費:3,334×100株=333,400円

損益:(3,500-3,334)×100株=16,600円

350,000円が譲渡価額、333,400円が取得費となります。

計算例からわかるように、譲渡時(売却時)に譲渡価額と取得額が算出されます。これらの譲渡価額と取得費を年間で合計して所得金額が求められて、課税の対象となります。ちなみに、このような計算で平均取得単価を求める方法を総平均法といいます。

譲渡した場合の所得金額の計算

譲渡価額-(取得費+委託手数料等)=上場株式等に係る譲渡所得等の金額(譲渡益)

本例では、(300,000+350,000)-(233,400+333,400+0)=83,200円が譲渡益になります。なお、委託手数料等は加味していないのでゼロ円で計算しています。

No.1466 同一銘柄の株式等を2回以上にわたって購入している場合の取得費