SPACとは
SPACは和訳すると特別買収目的会社となります。SPACは、買収を目的として設立する会社です。そのため、SPAC自体は事業を行いません。事業の実態がないので、株式上場する際に空箱上場と言われることがあります。SPACはSpecial Purpose Acquisition Companyを意味します。
SPACの活動の流れ
SPACがIPO上場します
上場により投資家から株式を買ってもらうことで資金を集めます
集めたお金で事業を行なっている企業を買収します
買収された企業が容易に上場することができます
事業の実態もないのに資金は集まるのか?
SPAC設立者は大企業の元経営幹部であったり著名投資家であることがあるので資金が集まりやすいことがあげられます。もし、買収が進まなかったとしても投資資金が返還される仕組みになっています。
買収される企業のメリット
買収される企業は短期間で資金調達ができます
一般の企業がIPO上場する際の審査は厳しく時間がかかりますが、SPACでのIPOは比較的早く済むと言われています
投資家のデメリット
SPACが買収する企業は未公開株式のため投資リスクが高いとされています
SPACによる買収で上場しても、経営不振で株価が暴落する場合もあります。裏口上場と呼ばれる。
SPACを通じて上場をした会社の一例
- ドラフトキングス A(DKNG)
- ニコラ(NKLA)
- ヴァージン ギャラクティック(SPCE)
SPAC会社の一例
- PSTH Pershing Square Tontine Holdings
- CCIV Churchill Capital Corp IV
- BFT Foley Trasimene Acquisition Co
- IPOF Social Capital Hedosophia Holding
- CCXX Multiplan Corp