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仮想通貨で損をする方法

仮想通貨の取引で儲けたいという動機で始める方が大半だと思います。仮想通貨の売買取引は、安い時に購入して、高い時に売却すれば利益が出ます。逆に、高い時に購入して、安い時に売却すれば損失を被ります。今回記事にする内容は高値安値のタイミングの話ではなく、仮想通貨を売買する手法による損益についてお話しします。

売買取引シミュレーション

わかりやすくするため、仮想通貨の単位を用いずにシミュレーションしていきます。

1万円分のビットコインを購入したとします。その1万円分のビットコインを1万円分のソラナと交換します。

数日後、1万円分のソラナが値上がりし、3万円分のソラナに上昇しました。一方、ビットコインは3万円分に上昇していました。ここで、3万円分のソラナを利確するために、ビットコインなどの仮想通貨を媒介して、円貨に売却しました。

仮に、1万円分のソラナに交換せず、1万円分のビットコインを保持していた場合、3万円分のビットコインが得られたことになります。

利益の計算

ソラナで利確:3万円の利益

ビットコインで利確:2.5万円の利益

課税所得の計算(みなし計算は考えないものとします)

ソラナの場合:3万円が課税所得

ビットコインの場合:2万円が課税所得

税率20%として儲けを計算

ソラナの場合:3万円ー3万円×20%=2.4万円

ビットコインの場合:3万円ー2万円×20%=2.6万円

総括

ソラナに交換するよりも、ビットコインを保持していた方が課税が少なくなることがわかります。この計算では税率20%としましたが、実際は総合課税で算出することになり、累進課税所得税率が用いられることに注意が必要です。

また、ソラナもビットコインも上昇後の価格は3万円分と同じ価格でシミュレーションしました。しかしながら、このような事象は通常考えられにくいものです。単位あたりのビットコインのレートは約500万円、ソラナは約16,000円なので、ソラナに交換すると得られるソラナの数量はビットコインの数量よりも多くなることがわかると思います。数量が多いということは、レートの変動を大きく受けます。(ちなみに、価格変動が大きいことをボラティリティが大きいと言います。)

あれもこれも仮想通貨に交換すると、譲渡原価に算入されず課税に影響を及ぼすことがあることも忘れないようにしたいところです。