株の売買による譲渡益がある場合、特定口座でも申告すべきか

株の売買で利益確定した際に、課税所得として税金が課せられます。ふるさと納税や確定申告により、節税できることが知られていますが、特定口座でも申告したほうがいいのか調べてみました。

ふるさと納税の控除上限額

ふるさと納税の控除上限額は、住民税所得割額によって決まります。 株式の譲渡益は、特定口座の場合は申告不要ですが、申告することで住民税所得割額が多くなります。控除上限額を大きくしたい場合は、特定口座の場合でも申告する必要があります。

NISA口座を開設している場合

NISA口座は売却益が非課税の証券口座です。確定申告してふるさと納税の上限額を引き上げることはできません。

健康保険料について

給与所得者であるサラリーマンの場合、国民健康保険料が増えることはありません。サラリーマンは、1号被保険者の国民健康保険ではなく2号被保険者の厚生年金保険に加入しています。給与所得の額に応じて厚生年金保険料が決まるので、確定申告をしたところで課税所得には影響がないということになります。